卒業生の来訪、二十歳のお祝い
少しだけ前のお話です。
三月、暖かな陽気とともに二人の卒業生が訪ねて来てくれました。大東教室で幼稚園の頃から一緒に学んできた、なみちゃんとともえちゃん。二人は今大学三回生、二十歳になりました。お母さんに手をひかれて教室にやって来たあの日から、もう16年になるのですね。
いつもニコニコ純粋な笑顔で、宿題の曲はまじめにキッチリと練習して来たともえちゃん。いつも陰でお母さんがサポートして下さいましたね。一方なみちゃんはピアノを弾き終わるとタンバリン、マラカスなど好きな楽器を駆使して踊り狂うというのがいつものお決まりだったね(笑)。でも本人に話すと「え~、全く覚えてへん。」(あんなに踊っていたのに?)
ともえちゃんは発表会でソロの曲を録音して勉強していましたね。妥協を許さないその姿勢は高校、大学進学に大きく活かされたことでしょう。なみちゃんは発表会では演奏にとどまらず作曲も勉強し(作曲家である私の夫に師事)、オリジナル曲を披露してくれました。
そんな二人が教育学部、文学部とそれぞれ進むべき道を見つけ、歩んで行く姿をとても喜ばしく思います。そして私もまだまだ発展途上、心の赴くままに探求し続けようと爽やかな気持ちになりました。
こうしてたくさんの生徒さんの、人生の多感な時期に一緒に学び、関わっている喜びと責任を噛みしめて、更に創造力を持ってこれからも歩んで行こう、改めてそう感じた一日でした。
なみちゃん、ともえちゃん、会いに来てくれてありがとう。そして、二十歳、おめでとう!